2014-09-19

2014年イイトコサガシワークショップいわて ― 発達マイノリティネットいわてさんより










2014年9月19日、盛岡市アイーナにイイトコサガシの冠地 情さんをお出迎えし、イイトコサガシワークショップを行いました。その時の様子を、発達マイノリティネットいわてさんでインタビュー受けましたので以下引用いたします。










9月19日(金)、いわて県民情報交流センター「アイーナ」で「盛岡さ おでんせ!社会の中で幸せに生きるためのイイトコサガシ対人・ワークショップ+当事者と語る会」が開催されました。



イイトコサガシコミュニケーションワークショップは、定員超え9名の精神や発達にしょうがいがある当事者、家族、支援従事者が参加しました。
イイトコサガシワークショップは「コミュニケーションを試す、創る」をモットーに演劇風にコミュニケーションを試すワークショップです。いわゆるSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)と似ていますが、SSTと異なり当事者が主体となって進行を行う為、SSTとはまた異なるやり方です。
当日来場した人達の多くは、イイトコサガシコミュニケーションワークショップ初参加です。ファシリテーターとルール確認を行った後、簡単なゲームとワークショップを行い参加者は「コミュニケーションを試し、創る」を楽しみながら実践していました。今回、ファシリテーターの説明をメモやノートに書き込んでいた参加者も多く見られたのが特徴的でした。
精神疾患当事者で現在就労移行支援利用中の参加者は、
「15秒というくくりの中でコミュニケーションを計ることが勉強になった」
とコミュニケーションを楽しく試しながら実践していたのが印象的でした。
また、他の精神疾患当事者は、
「自分の話を簡潔にまとめることや話をピンポイントにまとめることを知った。今後の人間関係に生かしたい。」
など当事者の多くは今後の実生活に生かしたいと願いながらワークショップに取り組んでいました。
一方、支援従事者の立場で参加した方は、
「混乱している中で客観視していく視点が印象的だった。普段は混乱しちゃいけないと頭で考えるが『混乱していいんだ』と思えたのがよかった。」
他にも支援者で発達しょうがいのお子さんがいる方は、
「当事者会・民間が医療、教育、福祉で足りない面を補充している。親の会では悩みを話す場が現在主流だが岩手ではそろそろ次の段階に来ている。隙間をカバーしていく団体が増えたらいい。」
と当事者以外の参加者も今後の支援へ役立てるための気づきを得られた1日でした。

今回のイイトコサガシはワークショップのほか「当事者と語る会」といった夕食会の二部構成で、ワークショップ終了後の夕食会も多くの参加者が引き続き参加していました。
取材に協力してくださりました、イイトコサガシ参加者には深くお礼を申し上げます。